介護保険に思うこと [日常]
レオン家、叔母の入院騒ぎに翻弄されて
ブログへ向き合うゆとりがなく
今年の前半は終わろうとしています。
それで、介護保険について思うことを書いてみたいと思います。
介護保険は40歳以上の人が全員加入して介護保険料を納め
介護が必要になったときに一定の介護が受けられるという制度です。
介護サービスを受けるためには
要介護認定の申請をしなくてはなりません。
申請窓口は区市町村や地域包括センターの窓口。
ここにはケアマネージャーと呼ばれる介護に広い知識を持ち
「介護支援専門員」という資格を持った方々がいらっしゃいます。
薬の飲み忘れを防ぐためのケースを用意しました。
MUJIで600円(100円ショップでは見つからず・・・。)
でも、ここが問題で・・・・
やっぱり、新人さんもいらっしゃれば、
広いネットワークをもつベテランさんもいらっしゃって・・・
フットワークの軽い方と事務的にしか動かない方などいろいろのようです。
なので、その場合はケアマネージャーさんを替えるのが良いようです。
うちの場合は・・・
(知り合いのケアマネさんにアドバイスをいただいて)
ちょっとモンスター親族になりました(笑)
そんな、難癖はつけていませんよ。
「食事をちゃんと取っているか」と「薬をきちんと飲んでいるか見て下さい」の2点だけです。
でも、やさしくお願いしてもちっとも動いてくれなかったので
ケアプランを退院するまでに作って下さい、と今回ばかりは強く言いました。
それで、ようやく動き出しました。
一度目の認定の時(2月)は
「これは出来ない、あれは出来ない」ばかり言っていたケアマネさんが
私たちが希望した要介護1のプランを暫定で出してくれました。
(今のところ、要支援2をもらっています。)
それから、病院側に認定調査が終わるまでは退院させられないと
告げたのも良かったかも知れません。
わりとすぐに認定調査員が入りました。
でもね、その認定調査を見ていたのですが・・・
全く認知症の判定テストとしては簡単すぎて・・・
ハンカチとティッシューと鉛筆を患者に見せ
数分後にハンカチとティッシューを見せて、「ここにないのは何ですか?」と聞くんですよ。
笑っちゃいますよね~。
TVでやっているもっと難しいテストを想像していたら全く簡単で・・・。
あとは生年月日と名前、年齢、今はどこにいるか?くらいでした。
これで認知の問題はないということになるんですかね~。
患者さんのその日の調子にもよりますが、
叔母の場合は・・・最近、「お金を盗まれた」、来る予定のない人を「今日来る予定なんだけど」とか、
突然に話の筋が変わったり、とにかくちょっと変なんです。
こういう認知は長い間見ていない人にはわかりませんね。
それから、認定調査の1ヶ月以上前の話は調査の対象には
ならないと言われました。
だから、看護婦さんがお金を取ったという話(2月の入院で)は
今回は調査の対象にならないって・・・。笑うしかありませんでした~。
看護婦さんも知っている話なんですよ~。
認定の調査は入院中に入ってもらうことも重要です。
入院しているときの方が容体が悪いことが多いので
認定区分が重く出るそうです。
初めてこういう介護保険の問題にぶち当たって
思うこといっぱいありました。
これから団塊世代が高齢化して、医療費も増大、
認知症の患者さんも増えることと思います。
自分もそれを追う年代ですから、他人事ではないです。
医学の進歩を単純に喜べないと思いました。